ロゴマークの制作
ブランドコンセプトの明確化
ブランドをつくるには、アイデンティティが生み出せる計画された基本的なデザイン要素が必要となります。そのためにはクライアントが目指すブランド像をしっかりヒアリングし明文化させブランドコンセプトを明確にします。同時にブランド制作に関わるすべての人達と、そのブランド制作の価値とコンセプトを共有し、基本的なデザイン要素の制作へと進みます。
制作フローと期間の概要
制作は図の手順で進めます。幹部および担当者のヒアリングから始め、社員やアイテム数が多い企業は必要に応じてCI説明会アンケートなどを行い制作アイテムの優先順などを明確にします。つぎにブランドコンセプトの視覚化に必要な基本的なデザイン要素と、キーとなるイメージの選定をおこないます。ブランドアイデンティティを生み出すには、選定したキーイメージを基本的デザイン要素に、どのように分担させ表現するのかをデザインマネジメントした制作規定書を作成します。基本的なデザイン要素の開発は作成した規定書に基づき、アイデア3種の場合は3名のデザイナーで行い、各デザイナーの個性が生きた案を制作し、それらのデザイン案でアイデアを絞り込み、お客様の要望を取り入れながらブラッシュアップし完成させていきます。
制作期間については「全社的な啓蒙を行う場合」「デザイン要素開発数」「展開アイテム数」などにより違いますが2~6ヵ月くらいです。
									※このサイトに掲載したブランドデザインはこのようなフローで制作しています。
マーク・ロゴ制作フロー
- 1
										幹部担当者へのヒアリング、競合企業の把握、見積り・日程表提出 
- 2
										社内 C I 説明会・社内調査・必要イメージ調査・必要アイテム調査 
- 3
										事業を伸ばす企業イメージ選定と基本的デザイン要素を確認 
- 4
										C I コンセプト、基本的要素制作規定の作成と提案 
- 5
										制作規定に沿いデザイン案の制作、ブラッシュアップ行程 
- 6
										決定デザインを必要アイテムに展開 
- 7
										マークやロゴ、基本要素の使用規定書デザインマニュアル作成 

経営は認知の競争です。憶えられる企業が販売を有利にできます。
多くの看板や印刷物を制作しても、効果的に憶えてもらえるデザインシステムがなければ認知や起草率は向上しません。
認知や起草を向上させるには事業が伸びるために必要なイメージを、企業グラフィックに含ませ潜在顧客に学習させ憶えてもらうことです。

ビジネスはイメージ次第
企業には27種類以上の企業イメージが存在し、そのうち実際に測ることが出来るイメージは2つだけで、残り25種類の企業イメージはビジュアルの訴求に負うところが大きく、ビジネスはイメージ次第と言われる由縁がここにあります。一貫した良好な企業イメージの演出は憶えられ信用を育み、社員の帰属意識を高め経営資産として育ちます。
自社にとり重要なイメージを知る
※緑文字 実際に測ることが出来るイメージ
- 1.信頼性がある
- 2.伝統がある
- 3.品質が高い
- 4.財務内容がすぐれている
- 5.経営者がすぐれている
- 6.優秀な人材が多い
- 7.将来性を感じさせる
- 8.社会の変化に対応できる
- 9.新分野進出に熱心である
- 10.地球環境に配慮
- 11.センスがよい
- 12.研究・商品開発力がある
- 13.技術力がある(安定感・躍動感)
- 14.営業・販売力が強い
- 15.親しみやすい‥‥‥etc
イメージと図形
- 文字の太さ
- 細い・中庸・太い
- →細いほど先進性があり太いほど安心感が強い
- 文字のバランス
- 明らかな崩れ・心地よい崩し
- →明らかな崩れは品質が悪いにつながります
- 文字書体
- 筆文字・ゴシック・明朝体
- →筆文字は手作り感を演出する
- 文字の種類
- 漢字・カタカナ・平仮名・アルファ
- →技術力の演出にはアルファベットが効果的です
- キャラクター
- 表情豊か・表情が無い
- →表情豊かなほど大衆性が高くリーズナブル
- マーク
- 大きく表示・小さく表示
- →小さく表示するほど高級感を演出します
イメージとビジネス
- それぞれの業種に事業を伸ばすためのキーとなるイメージがあります。
- 好ましい企業イメージは社員の帰属意識を高め、仕事のモラルを向上させます。
- 一貫した良好な企業イメージを発生するところに、人や資金が集まります。
- 日本人の80%が企業名を意識して、良いイメージの商品を購入しています。
- 新卒学生は業績より企業イメージの善し悪しを基準として就職先を選定しています。
企業イメージと人的要因
企業を認知する90%は視覚からの企業グラフィック情報で、社屋や看板、パンフレット、Webサイトなどの間接要因です。残り10%は直接要因といわれる人的情報で、社員やスタッフの身だしなみ、礼儀、作法、言葉遣い、社用車の運転マナーなどです。人的な要因の割合は少ないのですが、ブランドへの影響には大きなものがあります。優れた企業グラフィック類で情報発信しても、事業に関わるひとり一人が、基本デザイン要素に込められた思いを共有しなければ、良いブランドイメージは育成されません。
基本デザイン要素の管理
効率的に憶えてもらい企業資産を育てるデザインマニュアル
企業には数多くのアイテムが存在し、それぞれのアイテムによりロゴマークや基本的なデザイン要素の使用方法がちがうと、企業グラフィックの品質を劣化させ商品やサービスの信頼できるというイメージを低下させます。またアイテムの管理が部所により違うことが多く、現場レベルで「基本的なデザイン要素」の使い方がわかるデザインマニュアルを設けることが必要となります。デザインマニュアルの規定に従い、企業のグラフィックデザインを制作することで、デザインの品質が維持でき現場レベルで効率的な企業グラフィックの制作が行えます。一貫した企業グラフィックによる「基本的なデザイン要素」の訴求は、ブランド認知を早め、目指すブランドアイデンティティの形成にも効果的です。

現状のデザイン要素、企業グラフィックのチェック
ブランディングを実践するには、明確な方向性を持つアイデンティティが生み出せる計画された基本的なデザイン要素が必要です。アイデンティティはブランドの目指すべき姿、差別化できる価値です。現状の基本デザイン要素や企業グラフィック類を下記の項目でチェックしていただき、経営への機能についてをご確認ください。
- ブランドや社名は学習性があり憶えられるネーミングですか。
- マークやロゴは学習性があり、憶えられるデザインですか。
- 基本的なデザイン要素で、顧客に憶えられている要素はありますか。
- マークやロゴは業績を伸ばす必要なイメージを含んでいますですか。
- 基本的デザイン要素の表記について使用規定はありますか。
- アイテム類によりコーポレイトカラーの色合いが違っていませんか。
- 企業グラフィックアイテム類にデザインの一貫性が感じられますか。
- 企業グラフィックアイテム類に心地よいハーモニーが感じられますか。
- 御社にとり一番大切なアイテム類に、マークやロゴは表現しやすいですか。
- マークやロゴを小さく使うとき、デザインがつぶれたりする再現性に支障はないですか。
- マークやロゴを表記したりしなかったり、あやふやな使い方はしていませんか。
- 同じ大きさのアイテム類でマークやロゴは、統一感がある大きさで表現されていますか。
- 基本的デザイン要素は時代の流れにマッチしていますか。
制作料金
class 1〜3までの全てにおいて、上記のマーク・ロゴ制作フローを踏襲して進めます。
									価格の違いは、マークロゴの開発点数、必要基本的デザイン要素の数とアイテム数による違いとなります。マークやロゴを記載している点数が多い企業や競合数、カテゴリー範囲が複数に及ぶ場合はclass 3となります。当社の平均金額は105万円です。

class 1
必要イメージ、競合、アイテムなどを確認、デザイン制作規定作成
- 制作物:
- マーク・ロゴ2種 アイテム3種展開 簡易デザイン使用規定
class 2
必要イメージ、競合、アイテムなど確認、デザイン制作規定作成
- 制作物:
- マーク・ロゴ3種  アイテム5種展開 必要基本的デザイン要素の開発
 デザイン使用規定
class 3
CI委員会設立、キックオフミーティング、定期CI委員会開催、社内意識調査、
必要イメージ調査、競合アイテムなど確認、デザイン制作規定作成
- 制作物:
- マーク・ロゴ3種、アイテム20種展開、必要基本的デザイン要素の開発
 デザイン使用規定、ステークホルダーへのCI導入のお知らせ
 
     
           
           
           
           
           
           
          