オウンドメディア
マーケティングとは
Web社会の重要なマーケティングツール オウンドメディア
オウンドメディアマーケティングとは、企業などが自社で所有・運営するホームページ(オウンドメディア)を活用して、ブランドや商品、サービスの情報を発信し、顧客との関係を構築するマーケティング手法を指します。
インターネットが普及した現在、生活者は知りたいことについて、時間や場所に制約されず簡単に素早く欲しい情報にアクセスできます。その結果、テレビのCMや新聞、雑誌の広告といった従来のメディア情報は、生活者に届きにくくなっています。
このような状況の中で重要になるのが、自社のWebサイトを情報発信の拠点、メディアとして活用するマーケティング手法です。自社Webサイトに、潜在顧客が知りたい情報を蓄積することで、欲しい情報を検索して探している潜在顧客と企業は、自社のWebサイトで出会えることができます。
自らの意思で検索し価値ある情報にたどり着いた場合、その情報の信頼性は一方的な広告よりも高くなります。インターネット時代の新規顧客との出会いは、自社Webサイト(オウンドメディア)であり、その役割が非常に重要となります。
オウンドメディアは、新規顧客との接点であり、顧客と信頼関係を築く場所であり、ビジネスを成長させるための重要なマーケティング拠点だといえます。
オウンドメディア(自社Webサイト)が信用される理由
自社のWebサイトで顧客と接触することは、企業にとって大きな利点があります。
調査によると、
- ・自社サイトを訪れた人は、そうでない人に比べて、その企業への好感度が高い
- ・ 自社サイトを訪れた人は、そうでない人に比べて、商品やサービスを購入したいという気持ちが高い
という結果が出ています。また、産業通産省の調査では、企業の公式サイトが、生活者の情報源として高く評価されていることも報告されています。
なぜ自社サイトは、信用されるのか
- ・それは、顧客が自ら知りたい情報をインターネットで検索し、信頼できる情報源から情報を得ようとしているからです。
- ・さらに、質問をすれば専門的な知識を持つ企業スタッフが、製品やサービスについての詳しい情報や使い方の説明をしてくれます。このようにして、潜在顧客は製品やサービスについて深く理解でき、企業はブランドの認知度や好感度を高めることができます。
オウンドメディアの
種類と情報発進力
-
1.インターネット以前の、オウンドメディアとは
インターネットが普及する前から、オウンドメディアは存在していました。
・企業広報誌・社内報・機関誌など企業が自社の情報を発信するために使っていました。
・企業セミナー、自社の商品やサービスについて顧客に直接説明していました。インターネットが登場したことで、これらのメディアはデジタル化され、より多くの人に情報を届けることができるようになりました。
-
2.パッケージも 重要なオウンドメディア
企業情報の9割は視覚から伝達されます。パッケージは、印刷数量から他の広告媒体と比べ圧倒的に多く、また企業の視覚媒体の中で顧客の手元に届く貴重なオウンドメディアです。
・ パッケージは消費者と企業の直接的な接触点であり、商品が購入されれば家庭内での保管 期間も継続的にブランドイメージを形成する重要な役割を担います。インターネット社会では、オウンドメディアの核をなすパッケージと自社で運営するデジタルメディアとの融合施策が必要となります。
このように、オウンドメディアはインターネット以前からも存在し、様々な形で進化を遂げてきました。誰でもが情報発信できるインターネット社会となり、企業におけるオウンドメディアはその重要性が一段と高まり、自社の情報を効果的に発信し、顧客創出や顧客との関係を築くための重要な役割を担います。
